これを読んでおられる方の職場では、社員同士のあいさつは出来ているだろうか、否「元気よく」あいさつは出来ているだろうか。
特に小売業やサービス業では、笑顔でお客様に接しよう、お客様に感動をもたらそう、云々と社内で盛んに言われているけれど、社員同士のあいさつを殊更取り上げて励行しているところは多くはない。
個人プレーならともかく、チームで目標に向かう「組織体」ならば、あいさつこそが組織強化の基本であると考える。
BSC=バランストスコアカード経営理論に従業員の視点というのがあり、一般的には従業員の意欲や能力、さらに満足度などと言われているが、私はここにあいさつ指数?みたいなものを付け加えたいとさえ思っている。
今さら言うまでもなく、あいさつはコミュニケーションの原点であるからだろう。これは想像だけど、人間という生き物を考えた時、あいさつという一見意味のない言葉こそ、鳴き声にと同じ類いの原始的なコミュニケーション手段だと言える。人類出現の太古の昔、本能に近い言葉=あいさつを交わすことで、集団生活に一定の安寧をもたらしていたのだ。だから、現在でもその名残り?であいさつを交わすことで組織に安定と団結力がもたらされるというわけだ。あくまでも想像だけど。
最近、「売上が伸びないなあ」とお悩みの方、一度自分の職場で果たして元気よくあいさつが交わされているか振り返ってみてはどうでしょう?
たかがあいさつ、されどあいさつ、むずかしいのもまたあいさつ、である。