去る8月末で、地方銀行を脱サラ、経営コンサルタントとして独立6年を迎えた。全くのゼロからのスタートだから、ある意味ベンチャー創業みたいなものだ。この間、3年前には念願の事務所を構えることが出来たし、何とか健康でやってこられたのは、周囲の理解と応援があったからで、本当にありがたいことだと思っている。
まあ、ある意味安定の極みにあるサラリーマンからこの職業に身を投ずるには、相当の勇気が要ったけれど、何かしら妙な自信みたいなものはあったことを覚えている。無知とはおそろしいものと今になってぞっとしてるけど・・・(汗)。
ところで、よく「経営コンサルタントは儲かるのか?」「経営コンサルタントなんて食えるのか?」と聞かれることがある。まあ、儲かるかどうかはともかくとして、こうして継続しているから、食えるのか?と聞かれたら、YESと答えるだろう。
もっとも、周囲を見回しても必ずしもみんながみんな食えるというわけではないらしい。苦労している人と成功している人、どうやら二極化しているのではないかと思う。
ひとつ言えることは、企業に対して儲かる秘訣を支援助言する立場にある人間が、儲からないでは話にならないということである。「営業強化をお手伝いしまっせ」と言ってるコンサルタントが、自らのクライアントを開拓できないようでは、お寒い限りである。私はそういう妙なこだわりみたいなものを大事にしてきた。
まあ、お金の問題もさることながら、この仕事は次から次へと新しいことが多くて、現状に満足できない人にとっては、とっても面白い魅力ある仕事であることは間違いない。本当に、すべてが自分の好奇心を満たしてくれる毎日である。
これからも独立した当時の志を忘れずに、日々努力を重ねていこうと考えている。