スーパーカクテル

 内田洋行の販売管理システム、「スーパーカクテル」というのがある。実はよく知らなかったけれど、それなりに有名で今までいくつかの企業での導入事例を見てきた。
 まあ、ごくごく普通の販売管理システムで基本機能はキッチリしたものなんだけど、ひとつだけどうしても納得できないところがある。

 それは取引データをExcelに吐き出すときの仕様だ。取引(処理)データをExcel形式で取り出して、あれこれゴニョゴニョとやりたいことはよくある話。

 ところがこのスーパーカクテルは、Excelでデータを取り出すことは出来ても、取り出したデータ(の表)が使い物にならない。

 具体的にはこうだ。個別の取引(処理)データは「日記帳」というメニューから、Excel形式で取り出すことは出来る。
 ところが、ひとつの処理データは1行で完結していない。複数行にわたっているのだ。複数行にわたっている、と言うより複数行の範囲内のセルにデータがばら撒かれている、と言った方がいいだろう。

 これ以外に(これがもっともやっかいなんだけど)、例えば1回の受注で複数の製品を販売したデータは、日付や得意先名など共通項目は、まとめて一箇所に表記される。つまり、1レコードのデータ表記ルールが定まっていないのだ。
 言葉ではちょっとわかりにくいけれど、ちょうど売上伝票や請求書などの帳票レイアウト(日付や相手先は一番上に表記され、明細が下に列挙されている)をそのままExcelに落とし込んだような感じだ。この請求書をペタペタとタテに貼り付けたような表では、データの集計はおろか、活用も一切ままならない。

 そもそもスーパーカクテルでは、別のアドオンソフトを利用してデータ分析などを行うという思想みたいだ。だったら納得できるのだが、Excelへのエクスポート機能があるにもかかわらず、結局使えない機能というところが納得できない。活用できないデータ吐き出しなら、「無し」にすればよかったのに・・・。

 なぜこんな機能があるのか、ご存知の方がいらしたら教えてほしいものだ。

 結局、Excelで活用するために散りばめられたデータを1レコード1行に並べなおす整形マクロを作って対処することとなった。これはこれで結構大変だった(技量が低いだけ)・・・。

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